成年後見人をつけるには


成年後見人は家庭裁判所に申し立てをすることによって選任されます。精神上の障害によって、本人が申し立てすることができない場合は、配偶者、4親等内の親族などからの申し立てが認められています。申し立てをすると家庭裁判所の調査官が調査、審問などを行います。申し立てを行う際には、本人に精神上の障害があることを証明するために、医師が作成した診断書を提出することになっていますが、後見や補佐の場合は、原則として医師による鑑定が行われることもあります。

審理期間は個人によって一概にはいえませんが、一般的には3~6ヵ月間かかるとされています。後見人の候補者に事前に身内からの同意があり、所有財産があまりない場合には、期間が短くなることもありますが、後見人の候補者のあてがない場合は、家庭裁判所が後見人を探すことになるため、時間がかかります。家庭裁判所で後見人が選任されたあとに、法務局で登記を行うと手続きが完了します。後見人が選出されると、本人の財産に関する全ての法律行為を本人に代わって行うことができたり、当事者が申し立てた特定の法律行為について代理権を与えることができたりするなど、メリットが大きいものとなります。効率よくスムーズに、そして短期間に済ませたいのであれば、弁護士に申し立てを依頼するといいでしょう。